大型連休の行楽地を直撃した、立山有料道路の通行止めの影響が続いています。4日も北アルプス屈指の観光地、立山黒部アルペンルートを訪れようという観光客で、玄関口となる立山駅は混雑しました。


川縁大雅記者
「午前7時の立山駅ケーブルカーの切符売り場です。乗車券の販売状況を見ますと午前10時まで(販売を)終了しているんですが、それでも切符売り場には長い列ができています」

【立山駅】
大型連休真っ只中の4日、立山駅には乗車券を買い求めようと、朝から多くの人が集まり長い列をつくっていました。

静岡県からの観光客
「ちょっと侮っていた。もっと早く来ればよかった」

神奈川県からの観光客
「(朝から)人がいっぱい並んでいて、車から降りてすぐいかなきゃという感じで走って並びに来ました」

兵庫県からの観光客
「(車で)前泊して、朝乗れるのかと思ったら3時間待ちになっちゃって。予想以上でしたね」


【立山有料道路】
立山有料道路では2日朝、桂台からおよそ3・3キロの地点で直径およそ2メートルの落石がスノーシェッドを直撃しているのが見つかりました。

空いた穴から土砂が流れ込み、道路をふさぎました。このため立山有料道路は桂台から美女平までの区間が上下線で通行止めとなっていて、連休中の通行再開は難しくなっています。


立山駅から美女平まではケーブルカーで移動することが可能で、美女平から室堂方面へは高原バスが利用できます。

通行止めを受けて、4日は室堂行きの直行バスを予約していたおよそ280人を対象にケーブルカーでの振り替え輸送が行われました。

福井県からの観光客
「マウントバスの予定だったんですけど、代替の輸送をしているということで、それに乗ります。3時間待ちになっていると聞いたのでよかったです」

一方、室堂行きの直行バスが断たれたことで、ツアーをあきらめ個人で当日予約をとるグループもいました。

九州からの観光客
「崖崩れで通行できないから、ツアーは中止です。返金しますって言われても九州から行くし、代替でもできないのって粘ったけどできないと言われて、とりあえずだめもとで来て(乗車券)とれました。涙。涙」

愛知県からの観光客
「ホテルからの直行便とってたけど、乗れなくて。(予約はとれたけど乗車まで)あと3時間」


アナウンス
「ただいまを持ちまして、当日の黒部ダム往復日帰り乗車券の発売は終了とさせていただきます」

大阪からの観光客
「もともとは黒部ダムに行って、雪の大谷とかまわろうかなと思ってたけど、ちょっと遅かったみたいで、室堂まで行って雪の大谷だけみてこっち帰ってきます」


【室堂行きバス乗降場・あるぺん村】
長引くことが予想される通行止めは、ツアー会社にも大きな影響を及ぼしています。


「5月6日に立山行きのバスを予約されている件でのお電話で、すいません。いまニュースになっているとおり、立山有料道路が落石で通行止めになっていまして、バスのご利用ができない状況になり、ツアーが中止になりまして…」


室堂への直行バスツアーを企画する、あるぺん村ツーリストでは、予約客に対してツアーの中止を知らせる電話連絡を行っています。

あるぺん村ツーリスト 内浦大輔主任
「連絡を何度も携帯とかメールしてもつながらなくて、朝来てしまうお客様もいるので、(通行止めの解除が)いつになるのか分からないというのが、うちも困っている次第で…」

あるぺん村ツーリストでは、一日に最大100件の電話対応を余儀なくされていて、一日も早い開通を望んでいます。

あるぺん村ツーリスト 内浦大輔主任
「1年で一番の書き入れ時ですので、5月中旬以降に再開していただくことに期待して、(5月)中旬以降もバスを出してツアーも企画しているので、あとは夏の盛り上がりに期待しています」


道路を管理する県道路公社によりますと、落石が発生した場所には今も不安定な石が点在しているため、新たな落石を防ぐ工事を早急に行いたいとしています。


また、スノーシェッドの応急工事を行い、片側一車線の通行も視野に復旧工事を行いたいとしていますが、開始の時期は未定ということです。