富山県内の県立高校の多くで1日、卒業式が行われました。このうち県立上市高校では車いすバスケットボール界のホープ、小山大斗(こやま・だいと)選手が門出の日を迎え、パリパラリンピックへの決意を新たにしました。

1日行われた富山県上市町にある県立上市高校の卒業式。
卒業生147人の中に、車いすバスケ日本代表を目指す小山大斗選手がいました。

小山選手は、富山県車椅子バスケットボールクラブに所属する18歳。
車いすを巧みに操るチェアスキルとシュート力が持ち味で、23歳以下の強化指定選手として国際大会にも出場しています。

県教委によりますと、1日は定時制を含む県立高校39校のうち22校で卒業式が行われ、上市高校では卒業生のマスク着用は「自己判断」としていましたが、結果として全員がマスクを着用して式に臨みました。

富山県立上市高校 清水卓校長:
「感謝の心を胸に刻み、社会への第一歩を踏み出してほしい」
春からは東京都内のアニメ制作会社に務めながら車いすバスケを続ける小山選手。1年後に迫ったパリパラリンピック出場への決意を新たにしました。

小山大斗選手:
「来年のパリパラリンピックを目指してA代表フル代表としてメインで活躍できるような選手になりたいと思っています」










