イギリスのメディアが富山県の彫刻のまちを巡りました。世界の観光地を知り尽くした記者たちが驚いたのは…。

「ウエルカム トゥ イナミ(井波)!」

富山県の南砺市井波(なんとし・いなみ)を訪れたのは、観光ガイドブックやSNSなどで世界の観光地の魅力を発信しているイギリスメディアの記者たちです。

これは地域の魅力を海外に発信しようと南砺市など5つの自治体からなる「北陸・飛騨・信州3つ星街道観光協議会」が企画したものです。

一行は富山県が認定した通訳もできる観光ガイドの解説を受けながら、木彫のまち・井波の八日町(ようかまち)通りを視察。

井波木彫工芸館では地域に代々受け継がれてきた職人の技を見学し、彫りたいものによって複数のノミを使い分ける井波彫刻の技術の粋(すい)を目の当たりにしました。

井波彫刻の職人 前川正治さん:「こういうノミが100本。大体こういうノミが100本あります」「鋼と地金っていうのがあって、使う場所によってノミが全部違うっていう。それくらい井波の彫刻はノミに合わせて彫っていくのです」