厳しい冷え込みは多少緩みましたが、27日金曜夜から28日土曜にかけ、富山県内は再び大雪となるところがありそうです。積雪はほとんど減っておらず、富山地方気象台は引き続き交通障害に注意、警戒を呼びかけています。

記者:「午後2時を過ぎ、富山市内でも雪が降ってきました」

27日の富山県内は気圧の谷や、寒気の影響を受けて、雪が降ったり止んだりを繰り返しました。

厳しい冷え込みは26日に比べると緩みましたが、朝は上市や八尾など、県内5つの観測地点で最低気温が0℃を下回りました。

そんな中、融雪装置のない富山市内の住宅街では、道路上にできた雪のでこぼこやわだちなどで運転に苦労するクルマも多く見られました。

記者:「こちらのトラック、下が凍っていて、タイヤが空回りして、前に進めないようです」

スタックからの脱出道具を使ってみたものの、脱出できず。タイヤ周りの固まった雪をスコップで削ると…。

記者:「あ、抜け出せました」

30分ほどかけて、ようやく抜け出すことができました。

富山県警によりますと、27日朝から夕方までに県内で発生したスリップ事故は10件あったということです。

このあと、夜のはじめごろから28日にかけて大雪となるところがある見込みで、28日午後6までの24時間に予想される雪の量は、東部・西部ともに多いところで平地で40センチ山間部で60センチです。