「シニアカー」と呼ばれる電動車いすを、街で見かけたことはありませんか?運転免許を自主返納する高齢者も多い中、新たな移動手段として注目が高まっています。シニアカー利用者と自動車ドライバー、両方が知るべき注意点を取材しました。

桑島操さん、85歳。運転免許を返納し、7年ほど前からシニアカーを利用しています。
桑島操さん
「家にこもっていたら社会がだんだんわからなくなる。私にしたら便利」

3年前に夫を亡くし、1人で生活している桑島さん。足腰が悪いため、日々の買い物や通院、大好きなラーメンを食べに行くのに、シニアカーは欠かせないといいます。
桑島操さん
「ラーメンが命の綱かな。社会のこと見られるでしょう。シニアカーで行ける範囲は自分で。『はあ~こんなものもあったのか』と驚く。再発見いっぱいあるの」

シニアカーに乗って外出することで、社会とのつながりを感じられることが何よりもうれしいといいます。
桑島さんのように、運転免許返納後にシニアカーを利用する高齢者は多く、国際交通安全学会が電動車いす利用者1211人に行った調査によりますと、運転免許について、「前はあったが今はない」人は、利用者全体の3割、「もったことはない」人もあわせると、実に、利用者全体の8割が運転免許を所持していません。
高齢者を支える移動手段として注目が集まるシニアカー。一体、どんな乗り物なのか…?シニアカーの販売やレンタルを行う「セリオ」で聞きました。

加賀谷悠羽記者
「すごい電動カートの数ですね。何種類あるんですか」
セリオ北陸営業所 羽野修平さん
「だいたい7種類くらい。レンタル、中古、新車の販売とかありますので」
セリオのシニアカーの利用者数は増加傾向で、5年前の1.4倍になっているといいます。
気になる費用の目安は、製品によって異なりますが、レンタルの場合、月1万円以内、購入する場合は42~43万円ほどだといいます。(セリオの場合)

セリオ北陸営業所 羽野修平さん
「今までは歩いて買い物や病院に行っていたけども、それができなくなった、しんどくなったということで、代わりに使いたいという方も増えてきていますね」
実際に、試乗させてもらいました。
セリオ北陸営業所 羽野修平さん
「アクセルレバーを握っていただきますと前に進みます。離していただくと止まる」
加賀谷記者
「行きまーす。おっ…動いた…結構安定感ありますね。離したら止まるんですか?離しますね。おー」
バックするときも、スイッチを切り替えるだけ。手だけで操作できる、とてもシンプルな作りです。











