ことし4月に行われる富山県議会議員選挙、現時点では13ある選挙区のうち6つで選挙戦となる見通しです。
定数の40議席をめぐって、政務活動費の不正で有罪判決を受けた元職や新人が続々と出馬を表明し、構図が固まりつつあります。4日行われた自民党県連の新年初顔合わせ。話題の中心はやはりことし4月の県議選です。

県議会の40議席のうち、32議席を有する自民党県連は更なる党勢拡大へ早くも臨戦態勢です。
自民党富山県支部連合会 野上浩太郎 会長:
「何としてもこの決戦、県連一丸となって勝利を勝ち取ってまいりたい。全員当選、全員必勝を祈念して冒頭にかえてのご挨拶にしたい」

今回の県議選には現職38人のうちこれまでに33人が再選に向けて出馬を表明。また、新人も次々と名乗りをあげ、13の選挙区のうち、現時点では6つの選挙区で選挙戦となる見通しです。
富山市第1は定数11に対して自民・立民・共産の現職8人が再選に向け出馬の意向を示していて、そこに公明・維新・参政党や無所属の新人が加わり立候補予定者は14人です。
高岡市は定数7に対して再選を目指す現職のほかに政務活動費の不正が発覚し辞職したあと有罪判決を受けた元職の矢後肇氏と共産の新人が挑む形に。維新も擁立を模索しており、構図は流動的です。
定数3の射水市は再選を目指す現職3人に対して自民・立民の新人2人が挑みます。
魚津市は自民の現職1人に、新人2人を加えた保守系による三つ巴で2議席を争います。
このほか氷見市と黒部市でも現職に新人が挑む選挙戦が濃厚です。
年が明け、構図が固まってきたことで今後、各党の動きがさらに活発になってくる県議選。

告示は3月31日、投開票は4月9日です。