富山市の藤井市長は16日の定例記者会見で、今年度、富山港線のLRT(ライトレール)化から20周年を迎えたことについて、開業の効果と今後の展望について述べました。
富山港線のLRT化は平成18年(2006年)4月、富山市のコンパクトなまちづくりのリーディングプロジェクトとして全国でも珍しい取り組みとして開業しました。
富山市の藤井市長によりますと、低床車両の導入や運行ダイヤの改善によるサービス向上により、1日あたりの利用者数は平日で開業前の約2倍、休日では約3倍に増加しました。

また、岩瀬地区にある森家住宅の観覧者数は開業後に開業前の約3倍となり、年間5万人を超える入場者を記録しています。
年代別では、60代以上の平日利用者数が開業前の約3.5倍に増加しており、藤井市長は「高齢者の外出機会創出に大きく寄与した」と評価しました。
さらに開業から20年が経った現在も、国内外から年間400件以上の行政視察を受け入れており、シティプロモーション効果も大きいとしました。
一方で課題も示されました。バス運転手不足に起因するフィーダーバスのダイヤ変更については、首都圏からの移住支援策を活用しながらドライバー確保に取り組む方針を明らかにしました。

また、パークアンドライド施策については、今後整備が進む不二越ー上滝線にも位置づけて充実を図るとしました。
また、開業当時から使用するドイツのライセンスによる低床車両については、部品交換による長寿命化を図りながら、計画的な更新も視野に入れると述べました。
富山港線沿線では空き家や未利用地の増加も顕在化しており、これらを都市の資産として再活用し次の世代へつなげることが課題だとも語りました。










