「誰かが求めているかも」思いとともに受け継いだのは…
「紙媒体離れ」が進む出版業界。富山県内でもこの10年で38書店が閉店し、本を取り巻く現状は年々厳しさを増しています。
桂書房 勝山敏一さん
「やー僕は間違ってたなと。やっぱりたくさん売れて、書店さんが維持できるような本を出し続けるべきであったと」
書店が相次いで閉店する時代。「売れる本」を目指して桂書房が出版したのが「地方女子たちの選択」でした。

著者は社会学者・上野千鶴子さんと小説家の山内マリコさん。富山県出身の「地方女子」2人に執筆を依頼して、地方に生きる女性の生きづらさに迫った本は、県外の書店からも注文が多く、売り上げは順調です。
桂書房を背負って新たなスタートを切った川井さん。新刊本を持って富山市の書店を訪れました。

桂書房 川井圭社長
「今回4月から代表取締役社長になりまして、今後も引き続きよろしくお願いいたします」
文苑堂書店 富山豊田店 奥井将店長
「類書がないっていう本って売れる可能性がやっぱり高くって。冒険心みたいな、失敗しても、みたいなのがあると売れる本ができるのかもしれないですね」
桂書房 川井圭社長
「誰かがもしかしたら、求めているかもしれないっていうのは昔からのやり方なので」

桂書房の倉庫に眠る、必要としてくれる人を待つ本たち。このたくさんの「在庫」も川井さんが引き継ぎます。

桂書房 勝山敏一さん
「川井さんは川井さんのやり方で、やってもらえればいい。ただ受け継いでいってもらうことが大事で、今までの在庫本が死んでしまわないように、ということだけはお願いしたいと思います」

勝山さんが一冊一冊の本と積み重ねてきた、桂書房43年の歴史。川井さんは、勝山さんの思いと「在庫」を受け継ぎ、新しい歴史を刻んでいきます。











