過去数か月の健康履歴書 爪が示す体のSOS

しかし、東院長が注意を呼びかけるのは「急に伸びが遅くなった」と感じる時。「爪は過去数ヶ月の健康」を表しているといいます。

五福ひがし皮膚科・東晃院長
「例えば栄養面。爪の主成分はカルシウムではなく「タンパク質」です。食事制限や偏食でタンパク質や鉄分、亜鉛、ビオチンなどの栄養が不足すると、爪は薄くなり、成長も鈍くなってしまいます」

また、「睡眠」とも大きな関係があります。
爪を作る細胞は、夜寝ている間に分泌される成長ホルモンによって修復や再生が行われます。

そのため数週間以上、睡眠不足が続くと爪が伸びるスピードが遅くなるほか、薄く割れやすくなったり、縦筋が目立つようになったりするということです。

【爪の伸びが遅くなる・異常が出る要因】
① 栄養不足(たんぱく質・鉄・亜鉛・ビオチン)
② 睡眠不足(1、2日では問題なし)
③ 強いストレス
 (自律神経の乱れ→血管収縮→血流低下)
④ 運動不足(末梢血流低下)
⑤ 喫煙(末梢血管収縮)
⑥ アルコールを多く飲む(栄養吸収障害など)
⑦ 貧血
⑧ 甲状腺機能低下症
⑨ 重い全身疾患・感染症
 (一時的に成長停止、爪に横方向の溝)
⑩ 慢性腎臓病・透析
⑪ 外傷・炎症

「最近、爪切りの頻度が減った」
「白い部分がなかなか伸びてこない」
「以前より爪が割れやすくなった」

これらは、体調の変化や生活習慣の乱れを知らせるサインかもしれません。