田畑裕明衆議院議員の不適切な党員登録問題を巡り空席となっている富山1区の支部長選考について自民党富山市連は年内の決定は困難との見通しを示しました。

富山市連は、18日、常任総務会を開き、今月13日に行われた不適切な党員登録問題をめぐる田畑議員への聴取について所属議員から意見を募りました。

関係者によりますと、議員2人をのぞき、田畑議員を支持しない姿勢に変わりはなかったということです。

聴取は党本部の指示で行われたもので党本部からは市連の総意を報告するよう求められています。

一方、市連は、次の衆院選の公認候補となる富山1区の支部長に田畑議員以外を選ぶ方針をすでに決めています。

自民党富山市連・藤井大輔支部長
「これまでの市連の方針や選考委員会の方針ということと、党本部からの指示の『説明の場を設けて総意をまとめよ』ということは、私は別のことだと思っている」

一方、1区の新たな支部長については党本部への総意をまとめる間は選考を中断していて、年内の決定は困難との見通しを示しました。

自民党富山市連・藤井大輔支部長
「多分有権者の皆さんも『いったい何してるんだ』というふうにやきもきされている方も多いと思いますけれども、(上申を受けた)党本部の判断が下ったうえで次の選考に進めることができるのであれば、それがいいんじゃないか」

市連は、今月21日の支部長・幹事長会議を経て来週中にも、党本部に総意を上申するとしています。