来年春のスギ花粉の飛散について富山県は、平年より多かったことしの6割程度で、平年より「やや少なくなる」と予想しています。

富山県森林研究所の調査によりますと、来年2月から4月に県内の平野部で飛散するスギ花粉の量は、1平方センチメートルあたり2800個程度の見込みです。

これは調査を開始した1991年からの平均値の9割程度で、平年より多かったことしの6割程度の飛散量です。

11月下旬に富山県内11か所でスギの雄花を調べたところ花芽が平年よりやや少なかったということで、森林研究所では夏場の日照時間が少なかったことによるものとみています。

スギ花粉のピークは例年、3月上旬から中旬にかけてで、森林研究所では1月下旬に、飛散開始日の予想を発表することにしています。