自転車の損害賠償責任保険の加入を巡り、県内でも義務化の動きです。条例の改正を経て、早ければ来年の秋から適用される見通しとなりました。

これは19日開かれた富山県の自転車活用推進連絡会議で方針が示されたものです。自転車保険の加入を巡っては、全国で34の都府県ですでに義務化されていて、富山県は「努力義務」となっています。

県内では自転車による死亡事故が去年はなかったものの、今年は9月までに2件、発生しています。

自転車は道路交通法で軽車両にあたり、2008年に兵庫県で小学生が歩行者をはねた事故では裁判所が1億円近い賠償命令を出しました。

今後は県議会で県自転車活用推進条例の一部改正案が審議され、早ければ来年秋から自転車保険が義務化される見通しとなっています。

保険料は月額140円ほどになる見込みです。