本格的な雪のシーズンを前に、富山県内を走るあいの風とやま鉄道が7日、特殊な除雪車の点検作業を報道機関に公開しました。

嘉藤奈緒子アナウンサー
「本格的な雪のシーズン到来を前に、あいの風とやま鉄道では、除雪車の動作確認が行われています」

点検が始まったのは全長25メートルの「投排雪保守用車」。

積雪量などに応じて前後にある装置を変形できるのが特長で、線路上の雪を押し出すラッセルと、雪をかき上げ飛ばすロータリーの2つの機能を持っています。

これは積雪がレールの高さより20cmを超える予想の場合に出動するもので、昨シーズンは9回運転したということです。

鉄道の職員らは操作通りに動くかどうか繰り返し確認していました。

あいの風とやま鉄道 飴谷知亮さん
「気象庁の予報でも12月ごろから大雪が見込まれているということですので、例年より早期の対応が求められる。除雪体制を万全に努めて迅速に対応できるように目指していきたい」

点検作業は11月いっぱい行う予定だということです。