7日もクマの目撃が相次いだ富山県内。立山町では公園の近くで子グマの目撃情報があり、一時、緊急銃猟の態勢がとられましたが、姿を確認できず実施に至りませんでした。

7日午後0時50分ごろ、立山町野沢にある立山町総合公園の近くで、子グマ1頭の目撃情報がありました。

公園付近のやぶにクマが潜んでいるとみた立山町は、午後2時40分に緊急銃猟を許可。

猟友会や警察が藪の周辺を捜索しましたが、クマは見つからず午後3時23分に態勢を解除しました。

立山町農林課 佐伯悦野課長
「今回のは慌てて逃げる糞もありましたし、先ほど言ったように鏡餅みたいな糞もありましたから通り道になっているのは間違いないと思うんですけど」

現場は富山地方鉄道・五百石駅から東におよそ3キロ離れた住宅が点在する地域で町は引き続き付近住民に警戒を呼び掛けています。

これは7日午前1時過ぎに富山市大野に設置されたAIカメラがとらえたクマ。

県内ではきょうも富山市や高岡市、南砺市でクマが目撃されています。

クマの出没は11月下旬から12月上旬ごろまで続くとみられ、冬眠にむけてエサを蓄えようと行動範囲が広がることから、引き続き警戒が必要です。








