国でコメ政策の議論が続く中、「種もみ」の出荷量が全国一の富山県砺波市が、農家への経済的な支援などを求めた要望書を県に提出しました。

砺波市の夏野修市長とJAとなみ野の土田英雄組合長が31日県庁を訪れ、佐藤一絵副知事に要望書を手渡しました。

富山県は「種もみ」の出荷量が日本一でその半分が砺波市で生産されています。

夏野市長らはコメを安定的に生産・供給していくためには種もみの確保が重要としたうえで、新規の生産農家に限らず既存農家についても経済的支援を充実させることや、病害虫が発生した場合の補償などを国に働きかけることを求めました。

となみ野農業協同組合 土田英雄組合長「ぜひこの産地の育成といいますかしっかりとした種もみを作れるように県としても力をいれていただきたい」