台風23号は11日午後3時現在、奄美大島の東南東約170キロを時速10キロで北東へ進んでいます。今後発達しながら南大東島の北海上を北上する見込みです。

気象庁によりますと、台風23号は11日午後3時現在、北緯27度40分、東経131度00分に位置しています。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。台風の中心から南東側220キロ以内と北西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

▼大東島地方では強い風が吹いており、10日午後10時台に南大東村在所で最大風速19.5メートル(南南西)、最大瞬間風速28.2メートル(南西)を観測しました。

▼10日午前0時の降り始めから11日午後4時までの降水量は、南大東空港で137.5ミリ、北大東空港で127.0ミリ、南大東村在所で121.5ミリとなっています。

▼11日は大東島地方で4メートル、沖縄本島地方で3メートルのうねりを伴う高波が予想されています。12日も大東島地方で3メートルのうねりを伴う高波が続く見込みです。

▼大東島地方では11日夜遅くにかけて南西の風、最大風速15メートル(最大瞬間風速25メートル)が予想されています。

大東島地方では、強風やうねりを伴う高波、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意してください。沖縄本島地方でも、うねりを伴う高波、落雷や突風に注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

台風の予報進路は、予報の期間が長くなるほど誤差の幅(予報円)が大きくなります。最新の情報を確認するようにしてください。