小児がんと向き合う子どもたちが描いた絵画展が、富山市の病院で始まりました。
描かれたのは、病と闘いながらも懸命に生きた時間や、家族への思い。
今月の「小児がん啓発月間」に合わせ、作品を通して命の大切さを伝えています。
がんの子どもを守る会 富山支部代表
氷見三佐子さん
「(こちらの絵)今も元気なお子さんなんですけど、コメントがすごく素敵だなと思って…『負けても負けても。』っていう言葉からも元気もらえます」

がんの子どもを守る会 富山支部代表
氷見三佐子さん
「こちらの方は福井の方なんですけど、脳幹グリオーマという病気で、ほとんど治療もできず、この絵を描いて3か月後に亡くなったと聞いています」

がんの子どもを守る会 富山支部代表
氷見三佐子さん
「この花火の絵を描いた後、あっという間に描けなくなったそうですが、この絵と添えられたコメントを読んでいただけたら、さらに小児がんの支援の輪が広がっていかないかなと思っています」

県立中央病院で、ことし初めて開かれた小児がんの子どもたちが描いた絵画展では16の作品が展示されました。
どの絵にも子どもたちのかけがえのない瞬間や、思いが込められています。

