この秋、能登半島地震で液状化などの被害が出た富山県高岡市の伏木地区で芸術祭が開かれます。その第1弾となる「まちなか美術館」が12日から始まりました。

能登半島地震から1年8か月が経った高岡市伏木地区。12日から始まったのがー
牧野サイクル店主「二つ並べた方、目立つかな」
自転車販売店には、花火の作品が。

電気店にはホットプレートの横にねずみのアートが飾られています。

この日常にアートが溶け込む美術展は「伏木まちなか美術館」です。


このプロジェクトは、伏木を拠点に活動する障害者アート支援工房ココペリの作家たちの作品を店主たちが思い思いに選んで飲食店や商店に飾るものです。

電気店「すごいですね」

化粧品店「商店街もさびれてしまって、うちの通りも商店ほとんどない状態なんですよ。お客さんが少しでも町の中に来られるイベントはどんどんやっていただければ」

ココペリ 米田昌功代表「かわいがってやってください」「アール・ブリュットとか障がいのある人のアートって親しみやすくてすごく力をくれる」

作品は、伏木地区の商店など27か所に飾られています。

アートで飾る人も見に来る人も元気になってほしい。復興への願いが込められた「伏木まちなか美術館」は10月12日までです。
