ことしの夏山シーズンに、富山県内の山で遭難した人の数が大幅に増加したことがわかりました。

県警のまとめによりますと、ことしの夏山(7月・8月)での遭難件数は90件(前年比+25)で遭難した人は97人(前年比+27)といずれも前の年を大きく上回りました。

県警は、7月から好天が続き登山者が増えたことが要因とみています。

また遭難した人のうち亡くなった人は9人で、去年がゼロだったのに対し大幅に増加しました。

県警は致命傷につながりやすい転落や滑落が増えたことが要因のひとつとみています。

県警はこれからの秋の行楽シーズンに向けて、日照時間が短くなるため登山は計画的に行うこと、標高が高い場所は気温が下がりやすいため防寒対策をしっかり行うことなどを呼びかけています。