北アルプス立山連峰の剱岳で、51代男性が浮石を踏み10メートル滑落し、腕や胸の骨を折る重傷を負いました。
上市警察署によりますと、9月2日午前10時ごろ、北アルプス剱岳の標高約2,700メートル付近で、福井県から登山に来ていた51歳の会社員の男性が滑落する事故がありました。
男性は1泊2日の日程で同行者と2人で室堂から入山し、剱岳を往復する計画でした。剱岳登頂後、下山している途中で浮石を踏んでバランスを崩し、前のめりになって約10メートル滑落したということです。
男性は左腕と胸部を骨折する重傷を負いましたが、自力で剱沢警備派出所まで歩き、山岳警備隊員に救助を要請しました。
その後、隊員が男性を背負うなどして付き添い、室堂まで下山。待機していた救急隊に引き継がれ、病院で手当てを受けています。
警察が当時の詳しい状況を調べています。
