東北地方中心に深刻な少雨状態

8月前半には停滞前線などの影響により日本海側を中心に大雨となりましたが、東北地方を中心に、北陸地方、関東甲信地方、東海地方と近畿地方の一部では、6月下旬からの長期間にわたる少雨の状態の解消には至っていません。

6月20日から8月18日にかけて積算した降水量は、平年の半分以下となっている地点も見られます。具体的な降水量(速報値)は、仙台では128.5ミリ(平年比40%)、福井では202.0ミリ(平年比50%)、横浜では125.0ミリ(平年比40%)となっています。特に浜松では110.0ミリ(平年比29%)と平年の3割にも満たない状況です。大阪でも205.5ミリ(平年比64%)と少雨傾向が続いています。

今後も高温・少雨が続く見込み

今後も更に1か月程度は暖かい空気に覆われやすく、北・東・西日本では気温が高い状態が続く見込みです。また、高気圧に覆われやすいため、東北地方、北陸地方、関東甲信地方、東海地方、近畿地方の少雨の状態は、この先2週間程度は続くと予想されています。

このような状況が続くため、農作物や家畜の管理に十分な注意が必要です。また、水の管理にも気を配り、熱中症対策などの健康管理も怠らないようにしましょう。

今後の気象情報等に留意し、適切な対応をとることが重要です。特に長期間の高温と少雨の影響を受けやすい地域では、水不足への対策や熱中症予防のための水分補給、涼しい環境の確保などを心がけてください。