連日真夏日が続くなか、触れて、聞いて、涼しくなる贈り物が届きました。富山県射水市の中学校に、自衛官から30センチ四方の南極の氷が贈呈されました。

河野文美アナウンサー
「こちら、ただの氷じゃないんです。なんと、南極からやってきた氷なんです!」

射水市立新湊中学校に自衛官から贈呈されたのは、30センチ四方の南極の氷です。

これは海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が、地球温暖化などの原因を研究するために南極を調査した際に採取したものです。生徒たちに自衛隊の活動を身近に感じてもらおうと毎年行われています。

初めて見る南極の氷に生徒たちは興味津々。

生徒
「南極の氷の中で持ってきてはいけない氷はありますか?」

自衛隊富山地方協力本部 広報係牧野耕太郎さん「南極の氷は最大の厚さが4キロから5キロあると言われていて、1キロ以上の(深さ)になると未知の生物が入っていたりするため持って帰ってこれない」

この日は実際に氷に触れる体験も。

生徒「めっちゃ冷たくてびっくりしました」

さらに生徒たちを夢中にさせたのは…

生徒「わーすごい!」「すごい!じわじわ言ってる」

氷の中には南極の空気が閉じ込められていて、溶けるときに気泡がはじけます。
マイクを近づけてみると…

生徒「ラムネがはじけるみたいな」「涼しくなります」「南極にいった気分になりました」

南極の氷は今後、県内の小中学校3校にも贈られる予定です。