夏の高校野球富山大会の注目校を紹介する企画。今回は大会3連覇を目指す富山商業です。去年、おととしと富山大会で優勝し、甲子園に出場しましたが、初戦敗退。ことしは執念のスローガンのもと、守り勝つ野球で富山大会3連覇、そして聖地・甲子園での勝利を目指します。

全国大会に春夏あわせて24回出場の強豪・富山商業。

去年の夏の富山大会決勝で富山北部に逆転勝利を納め、2年連続の甲子園出場を決めました。

3連覇を目指すことしの富商の特徴は「守り勝つ野球」です。

守備から攻撃のリズムをつくる野球を目指し、試合形式の実践練習に力を入れています。

白川湧大主将(3年)
「2年の藤岡を中心にロースコアでも勝ち切れるディフェンス力を持ち味にしている」

チームを引っ張る藤岡大翔投手は2年生ながらエースとして活躍しています。ストレートは最速145キロです。

藤岡大翔選手(2年)
「ストレートが武器でもあって、変化球でストライクが取れるようになってきたので、そこが自分の武器」

一方、打者では自慢の長打力で4番を務める攻守の要です。

前崎秀和監督は藤岡選手が打撃面のカギを握ると話します。

前﨑秀和監督
「4番に藤岡がいるので、その前にどれだけチャンスを作れるのか。藤岡の後を打つ選手が得点力を広げられるかがキーになる」