甚大な浸水被害 農地への影響は…
2023年の豪雨から、まもなく2年。浸水被害にあった下流域の現状は――

当時、大量の土砂が流れ込み、堤防が決壊した立山町の白岩川周辺。約100メートルに渡り護岸が削られていましたが、本復旧工事が昨年末に完了し、コンクリート製の護岸が新たに整備されました。


農地の浸水被害も甚大でしたが、ことしから、作付けを始めた田んぼも。


女性「2年ほどできなかったけど、ことしから、そこ(の田んぼ)するようになった。ほっとしたような感じだちゃねえ」

白岩川のそばに住む女性。豪雨が発生した当時、逃げ遅れ、消防に救助されました。
自宅は床上浸水し、しばらく、2階での生活を余儀なくされていましたが。

女性「畳もみんな。大丈夫です。そんなに雨降らんと思っとんがだけど、わからんちゃねえ」

立山町によりますと、浸水した農地の9割以上が復旧工事を終えていて、残りについても、今年度中に完了するということです。
復旧が進む一方で、白岩川の上流域では、今も土砂が残っているところもあるといい、「不安が残る」といった声も聞かれました。