有毒植物である「スイセン」を「ニラ」と間違えて調理、食べた男女合わせて5人が食中毒の症状を訴えていたことがわかりました。
富山県によりますと13日午前、高岡市内の医療機関から「スイセンをニラと間違えて食べた患者を診察した」と富山県高岡厚生センターに連絡がありました。
1家族の3人と親戚2人の男女合わせて5人が、12日の夕食時に「ニラ」として調理された植物を食べ、下痢やおう吐など食中毒の症状を訴えたということです。
患者は30代から80代までの5人(男性1人、女性4人)です。このうち3人が医療機関を受診しました。

高岡厚生センターが調べたところ、患者が食べた植物は有毒植物の「スイセン」と判明、有毒成分ガランタミンが検出されました。
また、患者の症状と潜伏期間がスイセンによる食中毒の特徴と一致していたことから、スイセンを原因食品とする食中毒と断定しました。
