6日午後、富山県高岡市の雨晴海岸の沖合約1.7キロの海上で、サップ(SUP)に乗って釣りをしていた24歳の男性が強風で岸に戻れなくなり、伏木海上保安部に救助されました。男性は病院に搬送され低体温症の手当てを受けましたが、命に別条はないということです。

伏木海上保安部によりますと、6日午後2時25分頃、富山湾で釣りをしていた男性から「島尾海水浴場沖でサップをしていたところ、風が強く岸に戻れなくなったので救助してほしい」との内容で伏木海上保安部に118番通報がありました。

サップ(SUP)はサーフボードより大きめのボードに立ってパドルを漕ぐマリンレジャー、および用品です。

通報を受け伏木海上保安部は、警備救難艇と巡視船「やひこ」を現場に向かわせ、新潟航空基地からも航空機が出動して捜索、午後3時10分に男性を発見して警備救難艇で救助、病院に搬送しました。

 警備救難艇から撮影 提供:伏木海上保安部

男性は、低体温症の手当てを受けましたが命に別条はないということです。

男性が乗っていたサップは長さ3.3メートル、幅80センチで、当日午後3時頃の現場付近の海上は雨、西の風5メートルで50センチの波が立ち、視界は良好だったということです。

救助された男性が乗っていたサップ(SUP)

伏木海上保安部はサップ(SUP)は風の影響を受けやすいので、気象状況を十分に把握して行動してほしいと呼びかけています。