今週末準決勝が行われる高校ラグビー富山県大会。5回目は17年ぶりの花園出場を目指す砺波高校を紹介します。

過去13回の花園出場を誇るも長らくその舞台から遠ざかっている砺波。



ことしは一味違います。レギュラー15人のうち13人が去年の主力メンバー。



実戦経験が豊富でチームワークは抜群です。

センター 櫻井康輔 主将:
「このメンバーなら絶対に花園予選優勝できると思ってます」



その強みを生かしことし春の大会、そして県高校総体で決勝に駒を進めました。



しかし・・・。春季大会は富山第一に33対12、県高校総体でも富山第一に31対5で敗退。伝統の堅い守備を破られどちらも及ばず。春以降その悔しさをばねに強みの守備をさらに強化してきました。



その一つが、フォワードが組み合って押し合うモールのディフェンス。このディフェンスにはフォワード陣の結束力が必要不可欠です。

「こっちの方向からタッチラインに押し出そうとしてくるんだけど、ここで焦らない、特にこの人。康輔から幸志に先頭変わってまっすぐまっすぐまっすぐ」


中心で体を張るのは体重97キロ、チーム最重量の南田幸志選手です。

プロップ 南田幸志 選手:
「やっぱり体重を生かして押して、相手の陣地にどんどん行くって言うのが自分の役割。先頭に立ってどんどんチームに勢いをつけていきたい」



何度も何度も繰り返し連携を高めます。そして花園に行くため、最も強化してきたのが体をぶつけるコンタクトプレー。


相手に押し負けないように徹底的にフィジカルを鍛えてきました。休む間もない連続タックルで極限まで追い込み、精神力も鍛えます。



大会を前にチームの結束力も高まってきました。

課題が見つかるたびに声を掛け合う選手たち。チーム一丸悲願の花園出場を目指します。

センター 櫻井康輔 主将:
「きれいなプレーとかはナシで、泥臭く少しずつじりじりと。全員でしんどいところを走ってトライをとって、ことしは絶対に優勝したいと思っています」



砺波は10月23日、決勝進出をかけ富山工業と対戦します。