富山県黒部市の道の駅のレストランで、紅葉シーズンの集客をめざし驚きのメニューが登場しました。残念ながらそのメニューを注文する人はいないそうです。
富山県黒部市の道の駅、宇奈月麦酒(ビール)館。クラフトビールの醸造所が併設されるレストランです。以前はバイキングスタイルの食事が人気で、年間9万人以上のお客さんが訪れていました。しかし。
道の駅うなづき 清水哲也 駅長:
「バイキングが麦酒館の持ち味だった。コロナの中でバイキングはどうしても人が"密”になりできなくなった」
コロナウイルスの感染拡大の影響で客足はピーク時の4割程度にまでダウン。その対応策として、単品メニューの充実を図りましたが思うような集客にはつながりませんでした。
そこで起死回生の一手と考案されたメニューが。
橋本星奈キャスター:
「えー、いやいやいや、ギガすぎません?」
道の駅うなづき 清水哲也 駅長:
「たくさん入ってますよね」
橋本星奈キャスター:
「大食いの番組よく見ますがこんなに迫力あるの初めて」
道の駅うなづき 清水哲也 駅長:
「私も初めてみたとき思いました」
橋本星奈キャスター:
「すごい何これ」
いわゆる爆盛りメニューで集客を爆発させたい!そんな願いが込められてます。
道の駅うなづき 清水哲也 駅長:
「もともとあったナポ飯をギガナポ飯として出すことで、ちょっとでも皆さんの目を引いて、来ていただきたいと思い作りました」
ナポ飯(めし)とは、ケッチャップライスとパスタを一緒に炒めた「そば飯」のナポリタン版。ギガナポ飯(めし)で使用する米は5合。パスタが1キロ。卵は10個使い、厚切りベーコンとフランクフルト3本が添えられています。その重量なんと5.5キロです。
その常識外れのボリュームに、お客さんを呼び込むという当初の狙いも少し外れたようで。
道の駅うなづき 清水哲也 駅長:
「10月からスタートしたんですけど、残念ながら挑戦者が現れてなくって、お待ちしている状態」
ということで、橋本アナウンサー史上初、ギガナポ飯に挑戦です。
橋本星奈キャスター:
「いただきます。まずは主役から。ナポ飯から。すごい。麺とごはんが卵に包まれています。おいしい。ケチャップライスにピーマンとたまねぎ、ベーコンが入っていて、お子さんも好きな味ですね。パスタが入っているから噛み応えがある」
ギガナポ飯は一人で30分以内に完食すると、料金5000円が無料になります。実はチューリップテレビのアナウンサーの中では、いちばんの食いしん坊。痩せの大食いとして知られる橋本アナウンサー、ナポ飯をつぎつぎ口に運びます。
橋本星奈キャスター:
「すごくないですか。このベーコン。ぜいたくすぎる」
しかし、残り10分を切ったころ、異変が…。
橋本星奈キャスター:
「消費、消費、消費」
カメラマン:
「5秒前、…終了」
橋本星奈キャスター:
「ぜんぜん減りません。無念」「おいしいです。われこそは食べ切れるぞという方はぜひお待ちしております」