10日の富山県内は気持ちのよい青空が広がり春らしい陽気となりました。富山市ではこの冬を過ごしたハクチョウの「北帰行」が始まっています。

富山市の井田川では毎年、ハクチョウが越冬のために飛来しています。

毎日ハクチョウを観察している澤江弘一さんによりますと、今シーズン、富山市内には、最も多いときで1000羽近くのハクチョウが見られたということです。

生まれ故郷のシベリアに帰る「北帰行」は2月下旬から本格的に始まっていて、10日も井田川ではハクチョウたちが次々に北へ飛び立っていく様子が確認できました。

澤江さんによりますと、ことしは積雪が多かった影響からか、10日朝の時点で富山市内には約500羽のハクチョウが留まっていて、例年よりも「北帰行」は遅れているということです。

ハクチョウの「北帰行」は今週いっぱい続くとみられます。

※画像はすべて澤江弘一さん提供