気象庁によりますと、3日は低気圧が日本海を北東へ進み、日本付近は4日から強い冬型の気圧配置となる見込みです。

5日にかけて、北日本から東日本の上空5000メートル付近には氷点下42度以下の強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。

冬型の気圧配置はその後も数日続き、8日頃にはこの冬になって一番のさらに強い寒気が流れ込む見込みです。

北日本から西日本の日本海側を中心に、太平洋側でも山地を中心に大雪となる所があるでしょう。平地でも大雪となるおそれがあります。

気象庁が発表している早期注意情報(警報級の可能性)です。

※気象庁HPより(2月3日13時発表5日の予報)
※気象庁HPより(2月3日13時発表5日の予報)

【中国地方】4日明け方~6日頃にかけて
警報級の大雪となる可能性

中国地方では、4日明け方から6日頃にかけて山地を中心に大雪となる見込みです。積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。

気象庁によりますと、4日から6日頃にかけて、中国地方の上空約5000メートルには、氷点下36度以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。

[雪の予想]
中国地方では4日明け方から6日頃にかけて山地を中心に大雪となる見込みです。
雪雲が現在の予想以上に発達した場合や同じ所で降り続いた場合には、警報級の大雪となる可能性があります。また、普段雪の少ない山陽南部の平地でも、積雪となる所があるでしょう。
3日6時から4日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  山陽 山地 20センチ
  山陽 平地  7センチ
  山陰 山地 20センチ
  山陰 平地 10センチ
その後、4日6時から5日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  山陽 山地 50センチ
  山陽 平地 20センチ
  山陰 山地 50センチ
  山陰 平地 20センチ
その後、5日6時から6日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
  山陽 山地 50センチ
  山陽 平地 20センチ
  山陰 山地 50センチ
  山陰 平地 20センチ
強い寒気に覆われた状態が長く続き降雪が続くため、積雪がかなり増える見込みです。

[防災事項]
積雪や路面の凍結による交通障害に十分注意してください。
着雪による倒木や電線切断、なだれに注意してください。
ビニールハウスは倒壊のおそれがあるため注意してください。
農作物や農業施設の管理に注意してください。