二十四節気の最後の暦にあたり、一年の中で最も寒さが厳しいころとされる大寒。今年は1月20日が「大寒」となり「立春」の前日である2月2日の「節分」までが「大寒」の期間とされています。

「大寒」の期間は年によって変動がありますが、日本気象協会北陸支店によりますと、1月20日~2月3日の富山の大雪(=日降雪量20㎝以上と定義)の頻度を見てみると以下のことが見えてきます。

▼5年ごとの合計日数に注目すると…
 20㎝以上の日数は次第に減る傾向で、直近の2020年代前半は0日。
 30㎝以上を見ると、2000年代前半までは複数日ある期間が多くありましたが
 2000年代後半以降は1日以下


           ※日本気象協会北陸支店提供

▼大寒期間中の大雪出現年の頻度に着目すると…
 2012年までは日降雪量20㎝以上の大雪のある年が多かったが、
 2000年代後半以降は1日以下。

▼大寒期間中に日降雪量が20㎝以上が観測されたのは…
 2018年1月24日が最後。
 それまでは20㎝以上の大雪のない年は3年が最長でしたが、
 2019年以降、去年まで6年連続で出現なしとなっています。


           ※日本気象協会北陸支店提供

以上のことから、大寒期間中の大雪は減少傾向で近年はその傾向は強まっていることがわかるということです。

それでは2月5日までの
雪と雨の動きを3時間ごとのシミュレーションで見ていきます。