富山県氷見市の居酒屋で食事をした21人が、下痢や発熱などの食中毒の症状を訴えていることが分かりました。うち2人は入院しているということです。
富山県によりますと食中毒が発生したのは氷見市の「氷見の居酒屋いろどりや」です。
1月24日に食事をした3グループ21人が下痢や発熱、嘔吐などの食中毒の症状を訴え、うち6人が医療機関を受診し、2人が入院しているということですが、全員快方に向かっているということです。
この日出されたメニューは、氷見牛のタタキ、刺身、野菜スティック、鍋などで、患者に共通する食事がこれらの料理以外にないことから、県はこの店が原因の集団食中毒と断定し、原因菌などを詳しく調べています。
高岡厚生センターは店を27日から29日までの3日間、営業停止としました。
ことしに入ってから県内での食中毒の発生はこれが初めてで、県は冬から春にかけては感染性胃腸炎の流行期だとして、食品の十分な加熱や手洗いの徹底などを呼びかけています。