新型コロナの影響で中止が続いていた高岡市福岡町の伝統の名物イベント「つくりもんまつり」が3年ぶりに始まりました。久しぶりの開催に町はにぎわっています。
野菜を使ってその年の出来事やさまざまなものを形づくる高岡市福岡町の奇祭、つくりもんまつりが3年ぶりに復活しました。
氷見市から訪れた女性:
「1、2年寂しかったのでことしはちょっと行ってみようかなと思ってきました」
記者:
「3年ぶりの開催となり、きょうはあいにくの天気ですがたくさんの人が訪れています」
新型コロナの影響でおととしから中止が続き、23日は久しぶりの開催に雨のなか多くの見物客が…。
並んだのは21作品、まだ出展を控える団体もあり、例年よりちょっと少なくなっています。
福岡町つくりもんまつり実行委員会 上田久之委員長:
「待ちに待ったお祭りということで、おそらく日本全国にこういう奇祭はないと思うんです。2年間のブランクでちょっと数が少ないんですけどそれだけみなさん心がこもった作品になっています」
ことしは新型コロナ収束を願い、桃太郎が鬼に注射をしている作品や、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手が野球盤の上でプレーする姿をイメージしたものも。
子ども:
「ここがすごい。ひとつぶひとつぶ丁寧に作ってあるから」
そしてひときわ目を引いたのが「X年町内宇宙旅行」。住民たちが宇宙遊泳を楽しんでいる設定で、ヤマネギでできた月やカボチャの地球にトウガラシの日本など宇宙空間が見事に表現されています。
女性:
「いつの日かこんな宇宙旅行が計画されるような年が来るのかなと。夢がありますね」
制作した西町自治会 矢竹有至会長:
「地球はカボチャなんですけど、全然手加えてない。ただ日本がなかったので日本だけ追加した。将来わたしもみんなも宇宙遊泳を実現できるような時代がくるんだと。みなさんも夢を持って明るい気持ちでいてほしいなと」
そのほか恒例の地元・福岡小学校3年生の作品は「頑張っている自分」がテーマで、将来、大工さんになる自分、野球を頑張る自分など個性があふれていました。福岡町つくりもんまつりは、9月24日午後9時までです。