ドロボーが嫌う「光」「目」「時間」「音」

警察のまとめでは戸建て住宅へドロボーが侵入する際の経路として最も多いのが窓で全体の5割以上を占めています。

さらに戸建て住宅では窓ガラスを割って侵入するケースが無施錠に次いで多く3割以上を占めます。

関東で相次ぐいわゆる「闇バイト」による強盗事件の手口も民家の窓ガラスを叩き割って押し入る荒い手口が共通しています。

ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん
「やはりガラス破りっていうのが一番簡単な侵入の方法になりますので、闇バイトなんかですと、やっぱ素人の集団が多いので手口的にはやはり簡単なガラス破りをしてしまう」

「こういった防犯フィルムとかあと防犯ガラス、ガラスとガラスの間に中間膜のあるガラスを入れ替えていただくと、そういったことでガラスを強化することができます」

総合防犯設備士で県防犯設備協会の事務局長でもある防犯のプロ・高嶋さん。ドロボ―が嫌がる4つの条件を意識して防犯対策を行うことが大切だといいます。

ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん
「泥棒の嫌うもので対策するということで、まず時間をかけさせること、あと顔を見られることを嫌がりますので、防犯カメラとか、それから音が出るのも嫌がります」

「こういった防犯のアラームですね。ガラスを割ったときに音が出るようなアラームをつけるとか、窓が開いたときに音が出るものもあります」

ドロボーが嫌がるのはセンサーライトなどで明るく照らす「光」と知らない間に窓が開いたことをセンサーで検知して警報音などで知らせる「音」防犯カメラやドアホンで顔や姿を監視する「目」。そして防犯フィルムなどにより侵入に時間がかかる「時間」の4つです。中でも重要なのがドロボーが侵入にかかる「時間」を稼ぐことです。

ライフガード北陸 防犯設備士 高嶋郁さん
「ドロボーの嫌うもので対策するということで、まず時間をかけさせること。一般的なドロボーは時間がかかることを非常に嫌いますので、5分間侵入できなければ、7割は諦めると言われております」