ノーマルタイヤは危険、雪道は冬用タイヤを
雪道では、タイヤチェーンや冬用タイヤを装着した車での走行が法令で義務付けられています。
ノーマルタイヤで雪道を走行すると、タイヤが低温で固くなり吸着性が失われ、路面を摩擦で捉えることができなくなります。
「滑る」「止まらない」「曲がらない」と、自動車が本来確保しなければならない動きが制御できなくなり、大きな事故につながりかねません。
雪道を時速40kmで走ったときのブレーキを踏んでからクルマが止まるまでの距離は、ノーマルタイヤは冬用タイヤの約1.7倍にもなるという走行実験結果もあります。
また「タイヤチェーンがあれば冬用タイヤはいらない」わけではありません。タイヤチェーンを巻いたノーマルタイヤは、雪道を前に進むことはできるようになるものの、ブレーキのききが悪く危険です。
事故を起こして後悔しないよう、降雪に備えて早めに冬用タイヤを用意しましょう。
また、購入したばかりのタイヤは表面に少し硬めの薄皮が張られています。これがほぼなくなるまで摩耗させることにより、グリップ力が向上し、本来のタイヤの性能を発揮できるようになります。
新品の冬用タイヤを購入したら、早めにタイヤ交換を行い、雪が降る前までに距離にして100kmくらいを目安に慣らし走行をしましょう。
新品を用意する予定の方は、より早めのタイヤ交換を心がけてください。
