全国高校ラグビー富山県予選が、今月19日に開幕します。憧れの聖地、花園出場を目指す高校ラガーマンたち。今回紹介するのは、6年ぶりの花園出場を目指す魚津工業高校です。
花園出場4回を数える魚津工業高校ラグビー部。

ことしのチームの強みはフォワードとバックスが攻守一体となったテンポ感のあるプレーです。
そのリズムをつくるのがスクラムハーフの建部七星(たてべななせ)選手。正確かつ鋭いパスで攻撃に勢いを与えます。
魚津工業高校ラグビー部 建部七星キャプテン
「テンポがとても大事だと思うので、速いテンポでチームを引っ張れるようにしていきたいと思っています」

キャプテンとして冷静かつ広い視野でチームを牽引します。
一方、熱くチームを鼓舞するのは、副キャプテンの吉松晴乃進(よしまつはるのしん)選手です。
魚津工業高校ラグビー部 吉松晴乃進選手
「1、2年生のチームかもしれんけど俺らがまとめんなんどうもならんからね。3年生から意識変えていこう」

ポジションはフォワードの要ナンバーエイト。169センチと小柄ながらディフェンスを跳ね返す強気なプレーでトライを奪います。
魚津工業高校ラグビー部 吉松晴乃進選手
「ボールを持ったらトライまでいく気持ちで頑張りたい」

おなじくフォワードで身体を張るのが、浦 海斗選手です。

実は浦選手、ラグビーとスキーの二刀流なんです。アルペンスキー競技ではインターハイに2度出場しています。

スキーとウエイトトレーニングで培った強靭な体幹を武器に、ラグビーでも全国の舞台を目指します。
魚津工業高校ラグビー部 浦 海斗選手
「スキーの体幹とかもラグビーでタックルされたときに耐える体幹にもつながっていると思うので、そこは生かしていいヒットができるように頑張ってます」

ほとんどの選手が高校からラグビーを始めた魚津工業。3年生にとっては最後の花園挑戦。この2年間で体重を平均15キロ増量させるなど6年ぶりの花園出場を本気で目指しています。
初戦の相手は、5年連続花園出場の富山第一。攻守一体となったテンポあるラグビーで強豪に食らいつき、夢の舞台へ。
魚津工業高校ラグビー部 建部七星キャプテン
「雰囲気もとてもいいとおもうので、このまま自分たちのプレーを全力でして勝ちたいと思っています」
