孫の名前を書けない高齢男性に漂う “違和感” …70代男性をSNS型ロマンス詐欺から救った女性銀行員の一部始終とは。

今月2日、富山銀行魚津支店の行員・樫原真紀さんは普段通り窓口業務をしていました。すると、午前9時半ごろ、高齢男性が窓口にやってきて、75万円を孫に振り込みたいと言ってきました。

樫原さんは、高齢男性が記入した振込用紙を確認したところ、振込先の名前がカタカナで書かれていたため違和感を感じました。

『もしかして…』

樫原さんは「振込先はどなたですか?」と尋ねると高齢男性は孫だといいます。「お孫さんの漢字はわかりますか」と聞くと高齢男性は「ん~…」と言葉につまったそうです。孫の名前の漢字がわからない男性を見て、樫原さんは「詐欺」だと確信しました。

樫原真紀さん「高齢男性が75万円もの高額な金を振り込むことに違和感がありましたし、お孫さんの名前なのに漢字がわからないということで、これは詐欺に引っかかっていると思いました」