富山市に本社を置くジェネリック医薬品大手の日医工が、主力工場である富山第一工場で生産しているおよそ120品目について供給を断念する可能性があることがわかりました。

これは今月行われた学術発表の場で日医工が明らかにしたもので、品質評価や原薬の供給状況などが理由だとしています。

日医工をめぐっては、不正製造により去年3月に県から業務停止命令を受けその後、富山第一工場で生産する422品目について品質評価を行い、順次製造や出荷を再開しています。

日医工はすべての出荷を再開できる時期について「早くても来年9月以降になる」としていて、不安定な供給状況は当面続く見通しです。