去年1年間に病院や診療所、歯科医院などの医療機関の倒産は41件で、2年連続で40件を超えたことが帝国データバンクの調査でわかりました。負債総額は253億7200万円で、過去10年間で最大となっています。今後は経営者の高齢化が進む「診療所」が、健康問題を理由に事業の継続を断念するケースが増えるとみています。

帝国データバンクの調査によりますと、2023年の1年間に、病院や診療所、歯科医院といった「医療機関」の倒産は41件で、2年連続で40件を超えました。

2014年からの推移をみると2020年と2021年はコロナ支援策の効果で大幅に減少しましたが、再び増加に転じました。

業態別では「病院」が3件、「診療所」が23件、「歯科医院」15件です。

負債規模別では34件が「5億円未満」で、全体の約95パーセントにあたる39件が「破産」です。

今後の医療機関の倒産の見通しは、引き続き高水準で推移するとみられ、特に「診療所」は経営者の高齢化や健康問題を理由に継続を断念する施設が増加し、過剰債務などを理由として廃業ではなく法的整理を選択するケースが増える可能性があるとみています。