富山県内に住む外国人のうち4人に1人が「ベトナム人」であることが分かりました。新型コロナの5類移行を背景に多くは技能実習生として滞在しています。2024年1月1日の時点で2万1917人と2年連続で過去最多を更新しました。
富山県のまとめによりますと2024年1月1日現在、県内には101の国と地域から2万1917人の外国人が住んでいて、県人口の2.2%を占めています。2023年1月1日より2281人増加し、2年連続で過去最多を更新しました。

多い順では、
ベトナム:5462人(全体の24.9%)
中国:4259人(19.4%)
フィリピン:2701人(12.3%)
ブラジル:2411人(11.0%)
インドネシア:1802人(8.2%)
韓国:778人(3.5%)
その他:4504人(20.6%)
2023年に引き続きベトナムが最も多く、5462人のうち、57.9%にあたる3160人が「技能実習」の在留資格で滞在しています。
次に多い中国は、全体の53.1%にあたる2261人が「永住者」です。
また、在留資格ごとにみてみると、全体の28.0%(6132人)が「永住者」、ついで27.0%(5933人)が「技能実習」、8.9%(1942人)が「特定技能」、7.5%(1646人)「技術・人文知識・国際業務」などとなっています。
中でも、「技能実習」の滞在資格者が増えていて、2023年から934人増加しました。
県内で、外国人住民が最も多く暮らしているのは富山市で8444人。ついで、高岡市、射水市が多く、3つの市あわせて県全体の7割を占めています。