福島市は6日、設備更新の工事を請け負った受注業者に、本来返還すべき契約保証金を返していなかったことを明らかにしました。
福島市によりますと、市は2020年度に設備更新の工事で市内の業者に工事を依頼し、受注業者から「工事契約保証金」を預かっていました。
この保証金は本来、工事完了検査の終了後、受注業者へ返還する必要がありますが、福島市は工事完了後も返還しておらず、1月31日に受注業者が問い合わせをしたことで判明しました。
市は原因について、複数での確認をしていなかったため、収支を記載する現金の出納簿に記入を忘れ、保証金の返還手続きを失念していたとしていて、今後速やかに契約保証金を返還するとしています。
市は、工事の契約手続きについて再度確認するとともに、チェックシートを作成し、複数で事務処理が完了するまでの状況を把握することで、再発防止に努めるとしています。










