福島県いわき市では不審火が相次ぎ、1月に入ってから7件発生しています。現場周辺では22日、消防によるパトロールが行われ、家の周囲に燃えやすいものを置かないよう呼びかけました。
パトロールが行われたのは、湯本温泉があるいわき市常磐地区。20日午前1時すぎ、常磐藤原町の湯ノ岳でのり面を焼く火事が発生。約2キロの範囲にわたって下草や立ち木など合わせて4か所を焼きました。
このほか常磐地区では、2日から20日までにJR湯本駅近くや湯ノ岳などで7件の不審火が発生しました。

いずれの火事もけが人はいませんでしたが、火の気がないことから警察では放火の可能性も含め捜査しています。
消防隊員は22日、現場近くの施設などに「燃えやすいものを外に置かないよう」注意を呼びかけるチラシを配り、警戒にあたりました。
いわき市常磐消防署・長瀬龍消防司令長「いずれも早朝や日没後、また深夜や未明に人けのない場所で発生していますが、今後エスカレートする懸念もありますので、住民の方々には段ボールやごみなど放火されやすいものを家の周辺などには置かないなど注意喚起をしてまいります」
消防では、今後もパトロールを継続し、警戒にあたるということです。










