18日の夜、福島県いわき市常磐湯本町の休憩所で、ベンチを焼く火事がありました。この休憩所では2日にも別のベンチが焼ける火事があったばかりで、警察などが放火の可能性も含め、詳しい原因を調べています。

火事があったのは、いわき市常磐湯本町にある、市が管理する休憩所のベンチで、18日午後8時半ごろ、「ベンチの上の座布団のようなものが燃えている」と近くに住む人から消防に通報がありました。火はおよそ10分後に消し止められましたが、木製のベンチなどが焼けました。

ベンチが焼けた休憩所

この休憩所では、2日にも別のベンチが焼ける火事があり、現場に火の気はないことから、警察や消防が放火の可能性もあるとみて、原因を調べています。

2日に焼けたベンチ

いわき市の常磐地区では、13日と16日に常磐藤原町の湯ノ岳の中腹にある駐車場の南側ののり面で下草を焼く火事がありました。さらに、17日には常磐長孫町で市道沿いの下草が焼ける火事がありました。

いずれの現場も火の気はなく、放火の可能性もあるということです。

いわき市消防本部では、「放火されない、放火させない、また放火されても大事に至らない環境づくり」が重要として、住民一人ひとりが火災に注意することや、自主防災会、事業所なども連携した地域ぐるみでの安全な街づくりを呼びかけています。