またキャッチャーとしてピッチャーをリードする阿部選手。春の躍進にはバッテリーの力もありました。

エースの鈴木颯人投手です。球の出所が見えにくいコンパクトなフォームから投げ込むストレートは最速135キロ。そのほか切れのあるカーブやフォークなど4種類の変化球も織り交ぜます。近年は継投するチームが増えるなか、春の福島県大会では3試合をすべて1人で投げ切ったいわば「鉄腕」です。

す颯人投手「変化球も入れながらストレート主体のピッチングが理想。他の投手よりも指が長いのでボールが伸びるようにリリースを意識している」

また2人は試合を重ねることで相手打者の狙い球などを読む「嗅覚」が付いたといいます。そんな2人には悔しさを味わった試合があります。