福島県内ではインフルエンザの感染者の数が今シーズンで最も多くなり、3週ぶりに警報レベルとなりました。特に、子どもの感染が増えています。

福島市にある福島学院大学認定こども園。この時期、インフルエンザが流行していることから、感染対策を徹底しています。基本的な手洗い・うがいはもちろん、教室に戻ると…。

先生「うがい手洗いできたので、消毒をしていきます」

除菌のために、手指消毒もしっかりと行います。

佐藤玲奈アナウンサー「そして1日3回、朝の時間・お昼の時間・おやつの時間帯に体温を測定する対策をしています。」

また、すべての教室に加湿器と空気清浄機を置いて、暖房をつけていても空気をきれいに保つ対策がとられています。

万全の対策をしていても、今年はすでに15人ほどが感染。行動範囲が大きい3歳から5歳までの園児が多く感染しているといいます。

県によりますと、11月26日までの1週間に県内82の医療機関で確認されたインフルエンザの感染者は、1医療機関あたり38.38人で、今シーズンで最も多く、3週ぶりに警報レベルの30人を超えました。地域別では、郡山市や福島市で前の週に比べて大きく増えています。

これからますます厳しくなる冬の寒さとインフルエンザの流行。こども園では警戒を強めています。

福島学院大学認定こども園・二谷京子園長「これまでもコロナがあったので、うがい手洗いはしっかりしてきた。それにも増して回数を増やすなどしながら、良く行うようにしている。子どもたちも嫌がる子はいない、やるものだと習慣づけている」

県では、10歳未満から10代の子どもが多く感染していることから、手洗いや換気をするなど、家庭内での感染対策の徹底を呼びかけています。