高校生が企画したEV=電気自動車の競技大会が、福島県内では初めて、浪江町で開かれました。

浪江町のふたば自動車学校で行われた大会は、去年からEV=電気自動車について学んでいる南相馬市の小高産業技術高校の生徒が電気自動車への関心を高めてもらおうと企画したものです。大会には小高産業技術高校をはじめ、ふたば未来学園高校や県立テクノアカデミー浜の生徒およそ30人が参加しました。

大会では2つのグループに分かれ、自分たちで作った電気自動車が20分間に1周475メートルのコースを何周できるかが競われます。

高橋広季アナウンサー「今スタートしました。4チーム全ての電気自動車が順調に走り出しました」

レースが始まると、4チームとも途中で止まることなく快走をみせます。第1レースは小高産業技術高校のチームが12周を走り切り、勝利しました。

小高産業技術高校・千色志音さん「1年間通してやってきたことなので、こうやって結果が出せたのが良かったです」

続いて行われた第2レースは、11周を走り切った県立テクノアカデミー浜のチームが勝利しました。

県立テクノアカデミー浜・根岸尚史さん「水素とソーラーのハイブリッドで発電しているんですけれども、そのハイブリッドの影響で11周走れたのかなと思います」

大会を企画した小高産業技術高校は、今後もEV=電気自動車のレース大会を開催していきたいとしています。