福島県大熊町では、帰還困難区域を通る常磐道で大規模な交通事故を想定した訓練が行われました。

消防などおよそ150人が参加した訓練は、帰還困難区域を通る常磐道で観光バスと車が正面衝突し、多数の負傷者が出た想定で行われました。

帰還困難区域での応急処置は被ばくの危険性もあるため、駆けつけた消防は、けがの程度を判断した後、負傷者を迅速に避難区域の外に移動させます。

双葉消防本部消防課長・林浩消防司令長「帰還困難区域の場合ですと被ばくの恐れがありますので、いかに早く一般区域に移動させるかそこが重要となってきます。」

移動後は、スクリーニングが行われ、参加者は、一連の作業の流れを確認していました。