11月19日に開かれるふくしま駅伝。選手だけでなく、もうひとつの注目ポイントがあります。それが、TBSがSDGsの取り組みとして開発した“世界初の水素中継車”です。今回初めて、福島を走ります。
水素をエネルギーとして走る地球に優しいこの車の愛称は、「地球を笑顔にする車」。車体のデザインは、クリーンエネルギー水素を表現、脱炭素社会の実現を目指してTBSとトヨタ自動車が共同で開発しました。
開発に携わった担当者は、この中継車でふくしま駅伝を伝える意義をこう話します。
トヨタ自動車・半谷智弘さん「初めて福島県内としては水素中継車が走りますので、世界に先駆けて水素社会の取り組み、再エネをどうやって進めていくかが発信できると思う。」
この水素中継車は、普通のガソリン車を改造して、燃料電池や水素タンクをセット、水素をエネルギーとして走るので二酸化炭素を含む排気ガスを一切出しません。ランナーにも、沿道の観客にも優しい車です。また、この中継車には、福島の水でつくった「福島県産」の水素を使います。
半谷さん「水素がその地域でつくられて循環的に使われるという姿が理想的だと思うので、(水素の)地産地消のリアルな形を示すという精一杯サポートしてその取り組みが少しでもうまくいくようにがんばりたい。」
TUFやトヨタ自動車など様々なスタッフがタスキをつないで、全長96.3キロの福島路を水素中継車で伝えます。











