福島県伊達市の中心部と福島市を結ぶ「伊達橋」。去年3月の地震の影響で通行止めが続いていましたが、その代わりとなる「仮の橋」が、29日に開通する見通しとなりました。
阿部真奈記者「去年3月の地震の影響で通行止めが続いている伊達橋。この仮の橋の工事が今月完成し、開通する見通しとなりました。」
伊達市の国道4号と福島市の中心部を結ぶ伊達橋は、去年3月に発生した最大震度6強を観測する地震の影響で、橋の連結部分がずれるなど深刻な被害を受け、いまも通行止めが続いています。
復旧には高度な技術が必要なため、今年1月から国が権限を代行して、「仮の橋」の整備を進めていましたが、工事が順調に進んだことから、国土交通省は今月29日に開通する見通しであることを発表しました。
通行止めからおよそ1年7か月。これまで伊達橋から2キロほど離れた橋まで迂回するなど、不便を強いられてきた地元の住民からは「仮の橋」の完成に安堵の声が聞かれました。
地元の住民「これあるとないとでは大変な違いだね。(仮の橋が開通したら)またにぎやかになるだろうね。やっぱりなくてはならない」
地元の住民「いいことじゃないですか、みんな待っていますよ。時間かかったみたいだけどもうすぐだから楽しみです」
福島河川国道事務所は、29日の開通に向けて、今後「仮の橋」の道路の舗装工事などを行う予定で、「伊達橋」については、2026年度以降の再開通を見込んでいるということです。
