これから旬を迎える秋冬野菜。今年の記録的な猛暑の影響で、福島県会津若松市では、ハクサイの苗が枯れる被害が出ていて、地元の直売所でも野菜の入荷量が例年の半分ほどに減っています。
小枝佳祐記者「例年なら青々とした葉が育っているはずのハクサイ畑ですが、今年は苗のほとんどが枯れてしまっています」
まもなく旬を迎えるハクサイ。しかし、会津若松市の畑には、弱々しく、しおれた苗が並んでいました。
ハクサイなどを栽培する佐瀬正さん「どうしようもない。とてもがっかりしていますけど」
この状況に肩をおとすのは、ハクサイなどを生産する農家の佐瀬正さん。
ハクサイが枯れた原因、それは、今年の記録的な猛暑と水不足です。市内では、7月22日の梅雨明け以降、30日以上の猛暑日を記録。先月の降水量は、23.5ミリと、例年の17%ほどでした。
佐瀬正さん「この辺はもう駄目ですね、もう枯れているから。この青いのはなんとかものになると思うんだけど」
畑では、強い日差しによる日焼けや水不足による乾燥などで、8割以上の苗が枯れてしまったといいます。
佐瀬正さん「残った苗を大事に育てて、収穫したいと思っています」
こうした影響は、ほかの野菜にも。